ケニアとコロンビアのコーヒー豆をお届け！スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.264

毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中！

こんにちは！

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

急に寒くなってきました！

こういう季節の変わり目は体調を崩しがち。お店のスタッフや家族の間でも不調がちらほら出てきています。

基本のケアを怠らないことが大切ですので、まだまだ忙しい年末年始に向けてしっかり体調整えていきましょう！

それでは、BDS MAGAZINE〈11月20日号〉スタートです！

今回のコーヒーを届けてくれたエクスポーター・Rockbernとは、4年目のお付き合いになります。

いつも収穫・精製を終えたオファー（先行）サンプルで買い付ける豆をセレクトした後に実際のロットを送ってもらうのですが、数ヶ月のタイムラグがあるために、場合によっては品質変化（劣化）が起きることもあり得ます。

しかし、Rockbernから買い付けるロットは毎年素晴らしいクオリティで届きます。

これはひとえに彼らの品質管理がプロフェッショナルな仕事をしているからに他なりません。

安心してハイクオリティなケニアを購入できる、稀有な取引先のひとつです。

今回ご紹介するのは、実に丁寧な仕事ぶりを感じる甘やかなコロンビア・ナチュラルプロセスです。

カップを取ると実に芳醇な甘さがあり、ナチュラル独特の心地よい発酵感と合わさることで、甘口のポートワインのように感じました。

また、ジューシーで明るい酸味は、ベリーやグレープを思わせるイメージで、甘さと発酵感のあるフレーバーを支える背骨のような印象。

1,800mという高い標高ならではの力強さを感じさせます。

後味にはチョコレートや黒糖のような甘さが長く続き、今度はチョコレートのリキュールのような印象もあります。

一貫して非常に甘い口当たりが長く続く、素晴らしい品質のコーヒーです。

到着した生豆を確認して思ったのは、実に綺麗な豆面だということ。

果肉がついたまま乾燥させるナチュラルプロセスでは、クエーカーという未熟な豆が混ざってしまうことが多くあるのですが、非常に丁寧に選別されたことがわかる、美しい豆たちでした。

ワイニーなニュアンスを感じながらも、雑な味わいがいないのには、こうしたプロフェッショナルな選別の仕事を感じさせてくれます。

今回のコーヒーを届けてくれたのは、2023年から活動をスタートした新進気鋭のインポーター・haiz coffee import。

コロンビアに焦点を絞り、今回のようなトラディショナルなプロセスから特殊発酵系プロセスまで、『今』のコロンビア・スペシャルティを紹介してくれています。

THE COFFEESHOPで現在発売中のプレミアムクロップ、『Colombia/Javier Macias Geisha Natural』も彼らから購入したロット。

思いがけずどちらもナチュラルプロセスのロットですが、共通して感じるクリーンな甘さに彼らの美学を感じます。

これからも頼りにしていきたい、注目のインポーターです。

このところ、SNSにTHE COFFEESHOPのコーヒーを上げてくれる方が少しずつ増えてきている気がします。

いろいろな写真やメッセージをアップしてくれるのをいつも楽しく拝見しているのですが、なかでも一番嬉しいコメントが「カップコメント通りの味がする」というものです。

『カップコメント』というのは、スペシャルティコーヒー業界でよく使われるコーヒーの風味の説明書きのようなもの。

そのコーヒーが持っている酸味・甘さ・香り・質感・後味といった風味の要素を、時に他の食べ物や飲み物に例えながら説明するコメントです。

例えば、今回シングルオリジンプランの皆さんにお届けしている『Kenya / Maganjo』のコメントは以下の通り。

マーマレードやアメリカンチェリー、焼きリンゴ、紅茶のような風味。
ミルキーな質感で、後味に黒蜜のような甘さが長く続きます。

オレンジや赤系の果実味、特に酸味というよりも煮詰めたような甘さを感じるので、マーマレードや焼きリンゴといったコメントをつけています。

また、ミルキーな質感（口当たり）、黒蜜のような甘さ、といった部分も想像しやすいかもしれませんね。

このカップコメントは、すべてロースター萩原が焙煎所ROAST WORKSでカッピングをして作成しているのですが、実はコーヒーの味の説明である以上に、「こういう味を感じ取って欲しい！」というメッセージでもあります。

ご自宅でコーヒーを淹れられる方ならば当然ご存知の通り、コーヒーの味わいは抽出によって大きく変わります。

抽出を大失敗することで、簡単にマズいものを作ることができるのが、コーヒーという飲みものです。

私たちの仕事は、多くがコーヒー豆の状態で皆様にお届けすること。

最後の肝心な工程である抽出を、皆様に委ねなければならないというジレンマを抱えています。

つまり、「カップコメント通りの味がする」というのは、「僕が意図するような抽出をして味わってくれている」という意味でもあるわけです。

抽出に大きな失敗がなく、届けたい味わいがきちんと届いている、ということ。

これはロースターとしてとても嬉しいことです。

もちろん、コーヒーは嗜好品ですので、各々が好きな淹れ方で楽しんでいただければ良いのですが、やはりロースターと飲み手の間で同じ美味しさを共有できたときこそ、一番の喜びを感じます。

（もちろん「カリカリした食感が間食に最高です！」でも嬉しいですよ）

今回お届けのコーヒーも、僕のカップコメントと同じフレーバーを感じ取れたよ！という方は、ぜひSNSに上げてみてくださいね。

皆様からの感想をお待ちしております！

それでは良いコーヒーライフを！

Beans Delivery Service 発送日の夜21時〜は、InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。配信後はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→　12月11日(水)予定

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