コスパ最強!エスプレッソにも使える最新コーヒーグラインダー〈Fellow Opus Conical Burr Grinder〉家庭用におすすめの高性能ミルをレビュー!
コーヒー業界のAppleとも言われる、コーヒーツールメーカー【Fellow】から、最新の家庭用高性能コーヒーグラインダーが発売されました!
エスプレッソまで対応可能なエントリーモデルとなっており、デザイン性はもちろん使いやすさも詰まった商品となっています。
今回は商品スペックをご紹介しながら、実際にコーヒーを抽出してみた感想や、使用感のメリット・デメリットなどをまとめていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Fellow Opus Conical Burr Grinderとは?製品スペックなどをご紹介
さすがのFellowという感じでスタイリッシュな見た目と、コンパクトさを兼ね備えた製品仕様となっています。
以前、同じくFellow製品の〈FELLOW Ode Brew Grinder Gen2〉をご紹介しましたが、そちらは販売価格:61,600円(税込)とかなり高級なラインでした。
比べて、今回ご紹介するFellow Opus Conical Burr Grinderは、33,000円(税込)と比較的手に取りやすい価格となっています。
商品詳細
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・材質:ABS樹脂,ポリプロピレン、ステンレススチール刃
・電気規格:150W, 50-60hz, 100V
・サイズ:21cm(横),12.9cm (幅),26.8cm(高さ)
・コード長さ:約1m
・重さ:1.81kg
・ホッパー容量:110g (深煎り豆の場合は、これより少ない量となる場合があります)
・キャッチカップ容量:100g (一度に多くのコーヒー豆を挽く場合には、途中でカップから挽き豆を出してください。カップから豆が溢れ、つまりや故障の原因になります)
・生産国:中国
挽き目は全部で41段階のメモリ。Ode Brew Grinder Gen2では不可だったエスプレッソ用の挽き目にも対応しています!
また、刃の形状がかなり秀逸で、インナーリングという機構を採用しています。
このインナーリング機構のおかげで、41段階のメモリをより細分化して調節することもできるのですが、文章の説明だとイメージしにくいと思うので、よろしければ製品紹介動画で確認してみてください!
細かい挽き目の調整ができるのは、エスプレッソ挽き対応のグラインダーだとかなり嬉しいポイント。
加えて、粉受けのアタッチメントとして、カップドース形状の付属品も!
口径がポルタフィルターにぴったりはまる大きさなので、普段エスプレッソマシンを愛用している方にはかなりおすすめです。
また、静電気の低減機能で、粉の飛び散りも防ぐことができたり、ホッパーが外れていると刃が回らない安全機能も備わっているので、かゆい所に手が届くFellowの良さが感じられます。
【プロ視点でチェック】実際に豆を挽いた感想とコーヒーの味の特徴
それでは、実際に豆を挽いてコーヒーを抽出してみたいと思います!
コーヒー豆は浅煎りほど硬く挽きづらいので、〈Rwanda / Simbi Fully Washed〉を用意しました。
粒度はペーパーフィルター用程度の#6で20g挽いていきます。
できるだけグラインダーの負担を軽減させるため、スイッチを入れてから豆を投入することをメーカー側は推奨しています。
結果、30秒のオートタイマーをセットで挽き終わり、20g投入して19.7gの粉が出来上がりました。
排出口付近に粉が溜まりやすい印象はあるので、挽き終わったあとにホッパーの蓋を軽く上下させるとよさそうです。
さらに気になるのはコーヒーの味わいですよね。
今回は3種類の抽出方法で検証していきます!
細挽き(Fellow Prismo):メモリ:#2.5
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同メーカー製品のFellow Prismoで抽出してみると、凝縮感もありながら爽やかな甘さを楽しめるコーヒーが抽出できました。
細挽きで感じやすいネガティブな味わいも少なく、フレーバーもしっかり取り出すことができました。
インナーリングでさらに細かい調節を加えると、よりマシンを使用したような濃度感のエスプレッソに近づけられると思います。
中挽き(ペーパーフィルター用程度):メモリ:#6
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HARIO浸漬式ドリッパー スイッチを使用して抽出。バランスのいい甘さ優位なコーヒーに仕上がりました。
細挽き同様、ネガティブな印象は少ないですが、落ちきりに3分程度かかってしまったので、もう2段階程粗めに設定してもよさそうです。
粗挽き(フレンチプレス用程度):メモリ:#10
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上記2種類の器具同様、甘さがしっかり感じられる仕上がりになりました。
目視で見た時に細かい粉が多い印象だったのですが、逆にそれが甘さを引き出すいい仕事をしているとも言えそうです。
3種類で淹れ比べてみた結果、総じて甘さの印象が取り出しやすく、ネガティブな味わいが少ないコーヒーが出来上がる結果となりました。細挽き〜粗挽きまで対応する電動グラインダーの中ではかなり優秀な結果に感じます。
使用してみて感じたメリット・デメリット
使ってみて感じた、メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット①:グラインドのレンジが広い
冒頭でも記載の通り、アウターリングとインナーリングのおかげで細挽きから粗挽きまで対応できるのはかなり嬉しいポイント。
対応だけではなく、ネガティブな味も少ないという点でも、刃の構造はかなり優秀と言えると思います。
少し調整にコツはいるかもしれませんが、抽出器具やレシピに合わせて細かく挽き目を設定できるので、大きなメリットになると思います。
メリット②:刃の分解清掃が簡単
外刃の取り外しが簡単なので、毎日清掃できる仕様になっています。
やはりグラインダー内部に粉が残ると酸化が進み、味の劣化につながるので、こまめに清掃できるできるのは嬉しいですね。
Ode Brew Grinder Gen2モデルは分解が難しいことがデメリットに感じたため、清掃のしやすさではOpusに軍配が上がると思います。
デメリット①:多少の粉残りがある
挽き目の検証で感じたデメリットで、排出口付近に粉が溜まりやすい印象でした。
使用したい粉量にプラスして、2〜3g程度豆を多めに用意する必要がありそうです。
ただ、高価格帯ミルのFELLOW Ode Brew Grinder Gen2や、Varia VS3と比べての話になるので、家庭用電動グラインダーとしては申し分ないと思います。
デメリット②:フレーバーの鮮やかさはやや物足りない
抽出検証の結果通り、浅煎りであっても甘さ優位に仕上がる傾向が強いため、フレーバーや酸の明るさは、OdeやVaria VS3に軍配が上がります。
コスパ最強!エスプレッソにも使える初めての電動グラインダーとしておすすめ!
今回は最新のグラインダーのエントリーモデル、Fellow Opus Conical Burr Grinderをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
同じくFellowのOdeやVaria VS3と比較すると、お求めやすい価格帯で電動ミルのエントリーにはとてもおすすめな商品です。
また、自宅で手動やコンパクトなマシンを買ってエスプレッソを始めたい!という方のニーズにも合致している機種だと思います。
海外のコーヒーツールをいろいろと取り扱っておられるkiguさんが日本正規代理店で販売していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
WRITER
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THE COFFEESHOP
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